CEREZOISM
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生地に透かしが入っているのは選手用
1995年〜2003年までに使用された選手用ユニフォームには、エンブレムの織り込みが施されており透かしが入っているように見える。一般的にはコレで選手支給品ユニフォームとレプリカユニフォームとの区別がつけられてる。ただし1994年のJFL時代のユニフォームには選手支給品でも織り込みは入っていない。
2004年以降のユニフォームでは生地を薄く汗の乾きを早める機能を持たせた生地に変わり、エンブレムの織り込みは無くなった。
エンブレムの英文表記が違う
 
2000年までのユニフォームで、選手支給品とレプリカでは胸のエンブレムの英文字表記が異なっている。それも区別する際の判断材料になっている。
選手支給=「CEREZO OSAKA」
レプリカ=「OSAKA FOOTBALL CLUB」
なぜ違うのかというと、衣料品の分野で京都のヨシボーという会社が「CEREZO(セレッソ)」という商標登録をしているため使用できなかったのだ。そのためのの苦肉の策であった。
それはエンブレムだけでなく、レプリカユニフォームの表記にも影響した。JFL時代に発売されたレプリカユニフォーム第1号には胸に「Cerezo」のロゴが入っていたが、Jリーグ昇格後に発売されたレプリカには「CRZ OSAKA」になっている。1994~1995年頃にはまだスポンサー名の入ったユニフォームはほどんど発売されておらず、その多くは胸にチームロゴを入れたモノだった。なおJFL時代のユニフォームにはエンブレムが入っていないので、その点は問題にはならなかった。
1996年頃からはスポンサー名が入ったレプリカユニフォームが主流になって、セレッソも同様なレプリカが発売される。ただしエンブレムの表記は「OSAKA FOOTBALL CLUB」のままだった。
透かしが入ってるのにレプリカ?
フルスポンサーのレプリカユニフォームが主流になってきた頃、オーセンティックユニフォームというものが市場に出だした。コレは選手支給品と同等のモノで一般向けに販売されるユニフォームで、プロ野球のユニフォームでは「プロモデル」などと言われる商品である。セレッソもオーセンティックユニフォームを発売したが、売り物の衣類に「Cerezo」を入れるとロイヤリティの支払いが発生することからエンブレムは「OSAKA FOOTBALL CLUB」。つまり生地には選手支給品の証である「エンブレムの透かし」が入っているのに胸のエンブレムには「OSAKA FOOTBALL CLUB」と表記されたユニフォームが存在してしまうこととなった。
エンブレムの変更
2001年にセレッソはエンブレムを変更した。変更したと言ってもデザインではなく英文字表記のみだ。今では選手支給品と販売用のレプリカで2種類のエンブレムがあったが、その表記を「OSAKA F.C.」と変更して統一することになった。「OSAKA F.C.」とはセレッソの運営会社である大阪サッカークラブ株式会社の英文表記に由来する。1999年に誕生したF.C.東京の影響もあると思われる。エンブレムの変更により、2003年まではユニフォームの透かしのみが選手支給品とレプリカとの判別材料となる。ただしオーセンティックも販売されていることから、実際のところ「透かし=選手支給品」というわけでもなかった。
現在のユニフォームは
2005年頃からミズノがドライサイエンスという機能的な生地を使用することにより、生地への透かしの織り込みは無くなった。また、レプリカとオーセンティックの違いが外見ではほとんどわからなくなった。プロ野球ではレプリカユニフォームとオーセンティックでは素材や刺繍、仕上がりが全く違うので一目瞭然だがサッカーのレプリカは本物を製造しているメーカ自信が作成するため、スポンサー等の圧着プリントや刺繍ワッペンも同じモノが使用されているためさらに判別しにくい。生地の裏側から見ると若干の違いが分かる。
しかし、2008年からはレプリカユニフォームの製造販売を中止し、オーセンティックのみの販売となった。これにより選手支給品と一般向け発売品の違いが分からなくなってしまった。
 
 
 
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